台湾の電子書籍サイト
6選!

2024.03.03

  • 台湾の電子書籍サイトをのぞいてみよう
  • 前回の記事で楽天KOBOとamazon kindleストアでの台湾の電子書籍の買い方、探し方を紹介しました。
    しかし、そこからさらに台湾書籍ライフを充実したものにしてくれる電子書籍サイトがあります。
    台湾の会社はもちろん、日本の会社も台湾の電子書籍市場に進出し、電子書籍ストアを開設しています。
    ではどんな本があるのでしょう?

    1. どんな本がある? サイトごとの違いは?
    2. どんな本が配信されているかは多少サイトごとに違いがあります。 これは個々の電子書籍サイトが契約している出版社がどこかによるものなのですが、台湾の大手出版社は大抵契約していると思いますので、そこまで大きな違いはないと思います。 小説、雑誌、実用書、漫画、写真集、オーディオブックはほぼすべてのところで配信しています。
      もちろん漫画に特化している、個人出版物が豊富、外国語の本も配信している、台湾の図書館と提携しているなど、各電子書籍サイトごとに特色があります。 また、サイトの機能として、購入した書籍をダウンロードして読むことができるか、サイトが日本語に対応しているか、appがあるか、読み上げ機能があるか、といった違いもあります。
      各自どこを重要視するかで使用するサイトを選ぶとよいかと思います。

    3. 買える本と買えない本がある
    4. これは配信されているかいないかといった話ではなく、配信されていたとしても権利の関係で日本からは買うことができない本というものが存在するということです。購入可能地域が台湾と香港のみの本がよくあります。
      これのせいで、買いたい本があっても電子書籍では手に入れることができないといったことも多いです。
      ただし、R18の本だから、グロ表現が入っているからなどの理由で買えないということはないのでそこは大丈夫です。

      そして、この買えない本というのはすべての電子書籍サイトで同じではありません。 このサイトでは買えないけど、あっちのサイトでは買えた、なんてこともよくあり、その逆もあります。 なので、複数のサイトでバラバラに持つのは少々面倒ではありますが、ひとつのサイトで買えないからといって、そこで諦めてしまうのはもったいないと思います。
      最終的にどこのサイトでも買えない場合は、台湾の知り合いがいればプレゼントしてもらうといった最終手段もあります。これは交友関係やお金の問題をクリアできればにはなります。

    5. 電子書籍のメリットとデメリット
    6. 海外の本を電子書籍で買うメリットとデメリットに関しては以下となります。

        メリット
      1. 送料が不要
      2. 買ったらすぐに読める
      3. 売り切れがない
      4. 携帯端末でいつでもどこでも読むことができる
        デメリット
      1. 現物が手元にない
      2. 権利の関係で買えない本が多め
      3. 電子書籍化していない本、配信が終了した本は買えない
      4. 配信サイトのサービスが終了したら読めなくなる

      まず、メリットから見て行きましょう。

      メリット

      1. 送料が不要
      2. やはり海外の電子書籍の最大のメリットは、送料が不要であることです。
        台湾のネット書店は博客來・誠品書店・金石堂・尖端書店・台湾角川など数多くありますが、当然ながら紙の本には送料がかかります。 個人で購入した書籍は送料込み16,000円ほどまでは関税が免除だった気がしますが、海外輸入となるので送料が割とかかります。
        例を挙げると、
        Overseas_deliverycost
        これは博客來の2024.02時点の送料の表なのですが、特に安いと思われる博客來でも1㎏(漫画約4~5冊)でNT$410≒2,000円かかり、3㎏(漫画約14~15冊)ほどはすぐに行くので、そうなると送料はNT$850≒4,000円となります。 これを電子書籍で買うと送料はNT$0=0円となり、浮いた送料分で別の本を買うことができます。漫画は1冊大体NT$100≒500円以下なので、大雑把に考えて、倍の冊数の漫画を買うことができるのです。
        さらに、関税を考えたり、重さを考えたり、小分けに買うには送料的にちょっと…、といった悩みが必要なくなります。手軽に一冊ずつ買うことができるのです。

      3. 買ったらすぐに読める
      4. 電子書籍は紙の本と違って人力での発送という手間がないので、買った後、「アカウントに送りましたよ」との連絡が来ればすぐに読むことができます。 決済等の関係により若干の時間を要する場合もありますが、夜中であろうと早朝であろうと、メンテナンス時間でさえなければ問題ありません。
        台湾のネット書店の中でも博客來は発送が速く、公式曰く1~3日で届くのですが、中には7営業日という書店もあります。 7営業日となると、住所はちゃんと伝わっているか(これが一番心配でした)、どこかで紛失しているんじゃないかなど、少々やきもきしてしまいます。 ちゃんと問い合わせできるほどの語学力もないので、届くまでのワクワクもありますが、心配や不安も少なからずありました。
        その点、電子書籍は自分のアカウントから購入すれば、「人に贈る」を選択していない限り、そのアカウントに大抵すぐに届きます。気になるプレビューの先をすぐに読むことができるのです。

      5. 売り切れがない
      6. 当たり前ですが、ネット書店は現物がなくなれば売り切れとなります。このシリーズが欲しいけど1巻がない、3巻と5巻が売り切れている、最新刊が売り切れ、などよくあります。
        送料が安く発送が速い博客來で買おうにも、みんな考えることは同じのようで、一部が売り切れていることが多いです。 他の書店には抜けている巻があったとしても、送料が安いところで、できるだけ一気に買ってしまいたいですよね。
        電子書籍ではそういったことがありません。 電子書籍化していない、もしくは権利的に買えない本はあるにせよ、シリーズの間のいくつかの巻だけが買えないということはありません(買えない場合は基本的にシリーズごと買えません)。

      7. 携帯端末でいつでもどこでも読むことができる
      8. やはりこれも電子書籍のメリットとしては外せません。
        様々な書籍をスマホ一つで読むことができるので、読むのに時間がかかるなーという本でも隙間時間に少しずつ読み進めることができます。 電車の中、病院での待ち時間、授業や仕事の休憩時間など。ジムでエアロバイクに乗りながら読むのもいいですね。
        難しい本の息抜きに漫画を読むなど、途中で違う本を開けるのも魅力的です。

      以上が主なメリットとなります。 しかし、メリットもあれば、やはりデメリットもあります。デメリットは以下のようなものになります。

      デメリット

      1. 現物が手元にない
      2. やはりこれがまずデメリットの一番でしょう。紙の本というのはやはりそれだけで魅力的です。
        残りのページ数が持った感覚でわかり、なんだったっけ? と、引っかかるところにすぐに戻れます。電子と比べ、絵や文字から受ける印象も違います。 特に、小説は紙の本の方が読みやすいと感じる人が多く、実際紙の本の方が情報が入って来やすいような気がします。仕事でもミスのチェックなどは紙に印刷して確認するところも多いと思います。
        さらに、現物が手元にあれば、サービス終了で読めなくなるといったこともありません。
        また、純粋に現物が手元にあるだけで嬉しくなりますし、お気に入りの作家さんの本はやはり紙で揃えたくなります。
        そして、写真集やイラスト集は断然紙の本をおすすめします! 送料を鑑みても紙に勝るものはありません!

      3. 権利の関係で買えない本が多め
      4. 実は紙の本よりも電子書籍の方が権利が厳しく(もしくは申請していない? 詳しいことはわかりませんが……)、購入可能地域に日本が含まれていない本が紙の本よりも多くあります。
        例えば、ある本は紙の本の運送地域が「全球(全世界)」とあるのに対し、電子書籍は「可鎖售:香港、台灣(販売可能地域:香港、台湾)」となっているものが非常に多いです。 紙の本も全くないわけではありませんが、電子書籍ほどではありません。
        ただしこれは、電子書籍サイトによっても異なるため、気になる本があればいろいろのぞいてみるのが良いと思います。

      5. 電子書籍化していない本、配信が終了した本は買えない
      6. 当然ながら元々電子書籍化していない本は買うことができません。
        読みたい本が電子書籍化していないのは本当に残念ですが、作家さん(もしくは出版社)の意向で電子書籍化しないということも大いにあり得る話です。 国内の本でもよくあることで、会社間の関係や電子書籍に対する考え方などいろんなことがあると思います。それについてはもう仕方がありません。紙の本を手に入れましょう。
        あるときにシリーズが一気に電子書籍化することもよくありますので、他の本を読みつつ気長に待つというのもありでしょう。
        また、配信期間にも契約があるためか、中には、もうすぐ配信が終了しますよ、配信が終了しましたよ、という本や雑誌もあります。
        ただ、電子書籍化や配信作品に関しても電子書籍サイトによって異なる場合があると思われますので、上記同様いろいろのぞいてみると良いかもしれません。

      7. 配信サイトのサービスが終了したら読めなくなる
      8. 電子書籍サービスを利用していて一番気がかりなのが、サービスが終了したら購入した本が読めなくなるということです。
        紙の本と違い、電子書籍はある種の貸与であって、本の内容そのものが手に入るわけではありません。あくまで本の内容を見ることができるというだけです。 紙の本のように、買ったからといってその本自体が自分のものにはならないのです。
        日本でも今までにいくつもの電子書籍サービスが終了し、ポイント返金、他サービスへの引き継ぎ、ダウンロードしたものはその端末でのみ閲覧可能などといった対応がなされてきました。
        これに関しても、実際そうなったならば仕方ないとしか言えません。
        ひとつのサイトでまとめた方が便利ではありますが、個人的な対策として、様々なサイトで購入してリスク分散するといった考え方もできるかなと思います。

      メリット、デメリットについては各個人がどこを重視するかによりますが、それでも海外の電子書籍には最大のメリットである「安さ」があります! 本を買うハードルが低くなり、ちょっと気になるな、という本も気軽に買うことができます。 様々な本との出会いがより身近になるのはとても大きなメリットだと思います。

  • 台湾の電子書籍サイト6選!
  • 私が把握している台湾の電子書籍サイトがいくつかあるのですが、その中の6つを選び一覧を作りましたので、ぜひ、どこのサイトを使用するかの参考にしてください。(2024.03.03時点)

    この一覧はスマホでは表示が崩れます。ご容赦ください。

    おすすめ順 1 2 3 4 5 6
    サービス名 BOOK☆
    WALKER
    Renta! 亂搭 Readmoo 讀墨電子書 HyRead 電子書店 Pudu 博客來
    提供会社 台灣漫讀股份有限公司 巴比樂視網路科技股份有限公司 群傳媒股份有限公司 凌網科技股份有限公司 湛天創新科技股份有限公司 博客來數位科技股份有限公司
    特徴(メリット) ・購入した本が日本版BOOK WALKERのappのマイブックに反映される ・地域に関係なく、配信しているすべての本を買うことができる
    ・アニメもある
    ・台湾電子書籍サービス最大手であり、コンテンツが豊富
    ・配信冊数NO.1
    ・台湾の図書館と提携している
    ・論文がある「HyRead Journal」も運営している
    ・同人誌が多い
    ・オーディオビジュアルブックがある
    ・台湾最大のネット書店であり、日本人の利用者も多い
    日本語対応 ※1 × × × ×
    読み上げ機能 ※2 × × ×
    app(アプリ)
    (日本版)
    ×
    同時可能端末数 7台 不明 4台
    ブラウザ
    不明 モバイル4台
    PC3台
    5台
    レンタル(租書) × × ×
    無料書籍(免費書籍)
    主な支払い方法 ※3 クレジットカード 『Rentaポイントの支払い方法』
    クレジットカード、Paypal
    クレジットカード、Paypal クレジットカード、Paypal クレジットカード クレジットカード
    販売可能のわかりやすさ

    他、金石堂やTAAZE、Hami書城などもあります。

    ※1 どれもブラウザでのgoogle翻訳は可能。
    ※2 サービスとしての機能の有無であり、すべての本に使えるわけではない。スマホの機能を利用すればどのサイトも可能。
    ※3 これ以外の支払い方法もありますが、海外利用が可能かはわかりません。詳しくは各サイトでお願いします。

    ※ どのサイトにも必ず「常見問題(よくある質問)」「客服中心(カスタマーセンター)」の項目があるので、気になることがあればそこを確認してください。
    ※ $表記ですが、これはNT$であり、USA$ではありません。また、元も中国人民元ではありません。表記の$=元=NT$です。

    1. BOOK☆WALKER
    2. img01

      個人的おすすめ度NO.1は、台湾角川と日本のBOOK☆WALKERが共同出資している台湾版BOOK☆WALKERです!

      主なおすすめ点は2つあります。

      1つ目は、日本のアカウントでログインが可能なことです。
      ここは、アカウントが日本版BOOK☆WALKERと紐づいており、新たにアカウントを作らなくても日本のアカウントでログインが可能です。
      台湾のBOOK☆WALKERで会員登録をしないと初回特典が受けられないかもしれませんが(定かではないです)、そこはどちらにするかは各個人で決めていただければ良いかと思います。
      慣れてしまえばどこのサイトも登録内容に大きな差はありませんが、最初はやはりどこになにをどうやって入力すればいいのか戸惑うことがあると思います。 しかし、台湾版BOOK☆WALKERは日本版BOOK☆WAKERでアカウントを作ればいいので、そのハードルがなくなり、簡単に始めることができます。 紐づけになにか特別なことをする必要もなく、そのアカウントでそのまま日本版、台湾版ともに利用することができます。
      購入した本ももちろん台湾版BOOK☆WALKERだけでなく、日本版BOOK☆WALKERでも読めます(つまり、マイブックは完全同期しています)。

      2つ目は、日本から購入可能かどうかが検索ページでわかることです。
      検索時にシリーズごとで検索できるのも便利なのですが、それに加え、詳細表示にするとその書籍が日本から購入可能かが検索ページですぐにわかります。これはとても便利な機能です。
      実は、配信されているものすべてが購入可能なRenta! 亂搭を除き、ほぼすべてのサイトは個々のページに行くことで日本から購入可能かどうかがわかります。 ですが、BOOK☆WALKERは検索した際のリストの時点で日本から購入可能かを知ることができるのです。
      気になって個々のページに行ったら制限で買えなかったとなるのは思った以上に面倒なもので、検索ページでわかるのは大変ありがたく、特に地域制限の多い漫画やライトノベルでは非常に便利な表示となります。
      BOOK☆WALKERでは検索ページで購入不可となっていても個々のページに行くと買える場合も稀にありますが、そこはご愛嬌ということで。

      どこにするか迷ったら、ぜひBOOK☆WALKERから始めてみてください。

      BOOK☆WALKER

      サービス名 BOOK☆WALKER
      提供会社 台灣漫讀股份有限公司
      特徴
      (メリット)
      購入した本が日本版BOOK☆WAKERのappのマイブックに反映される
      日本語対応 ×
      読み上げ機能 ×
      app 〇(日本版)
      同時可能端末数 7台
      レンタル
      (租書)
      〇(ブラウザ版で閲覧可能)
      無料書籍
      (免費書籍)
      主な支払い方法 クレジットカード、Apple Pay( iOS、 Safariのみ。海外の銀行が発行したクレジットカードを紐づけすれば可能)
      登録方法 BOOK☆WALKER会員(日本のBOOK☆WALKERアカウントをそのまま使える)、Facebook
      販売可能のわかりやすさ
      販売可能地域の記載場所 個々のページ、もしくはジャンルページで詳細顯示(詳細表示)にすると表示される
      買えないときに書かれている言葉 因版權問題,您所在的地區無法購買此書籍。
      (版権の問題により、あなたの地域ではこの書籍を購入できません)
      本書籍可購買地區:台灣、香港
      (購買可能地域:台湾、香港)
      登録特典
      (使用期限あり)
      初回21%引きクーポン
      気になる点 ジャンルページで詳細表示にした際に「無法購買(購入不可)」と書いてあっても個々のページに行くと買える場合もある


    3. Renta! 亂搭
    4. img02

      個人的おすすめ度NO.2は、日本のRenta!を運営する会社(株)パピレスが設立したRenta! 亂搭です!

      Renta! 亂搭の最大の利点は、配信されている書籍はおそらくすべて購入可能なことです(今のところ買えない表記を見たことがありません)。
      つまり、日本から購入可能かを気にする必要がありません。
      また、これが一番のメリットになりますが、他のサイトでは購入不可となっている作品も、配信されていれば購入が可能なのです!
      例を挙げると、『鬼灯の冷徹』という漫画はほかのサイトでは地域制限により日本からは購入不可ですが、Renta! 亂搭では購入が可能です。
      他のサイトをメインとして使っていて、買えない本があったときにRenta! 亂搭で購入するという使い方ができます。もちろん配信されているものに限りますが(ラノベの『GJ部』はなかった(´;ω;`))。
      レンタルに関してはできるものとできないものがありますが、これは日本のサイトと変わりません(Renta! 亂搭では、購入は「無期限」と書かれていて、レンタルは「48時間」と書かれています)。
      レンタル期間の途中でやっぱり購入しようと思ったら、日本版Renta!と同じく差額で購入できるのも特徴です。

      そして、アニメが配信されているのも特徴です(48時間レンタルです)。ほとんどが日本のアニメとなり、音声は日本語ですが、繁体字での字幕が付きます。セリフがどういう風に訳されているのかを、聞いて見比べることができます。

      Renta! 亂搭は、個人的に若干の難点もあります。専用appが日本からは使えないので、ダウンロードして書籍等を楽しむことはできません。すべてブラウザでの閲覧となります。 BOOK☆WALKERと違い、日本版Renta!との連携もないので、アカウントも完全に別になります。日本版Renta!のappにRenta! 亂搭で購入したものは反映されません。
      また、日本版Renta!と同様、サイト内通貨でのやり取りになるので、まずはサイト内通貨の購入が必要になります。日本版と違い、$200(≒960円)からの購入となります。100円から買うことはできません。

      このように若干の難点はあるものの、他のサイトでは買えない本が買えるというのはなににも勝る利点となります。
      Renta! 亂搭は漫画がめちゃくちゃ豊富なので、漫画好きな方は登録しておいて損はありません。ぜひ、他のサイトとの併用を考えてみてください。

      Renta! 亂搭

      サービス名 Renta! 亂搭
      提供会社 巴比樂視網路科技股份有限公司
      特徴
      (メリット)
      地域に関係なく、配信しているすべての本を買うことができる
      アニメもある
      日本語対応 ×
      読み上げ機能 ×
      app ×
      同時可能端末数 不明
      レンタル
      (租書)
      無料書籍
      (免費書籍)
      主な支払い方法 『Rentaポイントの支払い方法』
      クレジットカード、Paypal
      登録方法 Renta! 亂搭会員(日本のRenta!アカウントは使えない)、Facebook、Google
      販売可能のわかりやすさ
      販売可能地域の記載場所 配信しているものはすべて買える
      買えないときに書かれている言葉
      登録特典
      (使用期限あり)
      初回購入額の半分がRentaポイントで還元
      気になる点 appがないのでダウンロードして読むことができない
      サイト内通貨が必要


    5. Readmoo 讀墨電子書
    6. img03

      個人的おすすめ度NO.3は台湾電子書籍サービスの最大手であるReadmooです!

      上記二つは日本の会社が運営する台湾向けの電子書籍サービスですが、ここは台湾の会社が運営する電子書籍サイトになります。 台湾電子書籍サービスの先駆けともなる存在です。楽天やアマゾンのように、Readmoo専用の電子書籍リーダー「mooInk」も発売しています。

      Readmooの特徴は、なんと言っても配信冊数の多さです。台湾の数ある電子書籍サイトの中でも最も多い品ぞろえを誇っています。
      配信数が最も多いからといって日本からすべての本を買えるわけではありませんが、小説や実用書の類は大抵どれも日本から購入可能です。 小説をたくさん読みたい、他のサイトにない本を読みたいという人には最も合うサイトだと思います。
      書籍の試し読みはどの本も10%前後用意されているらしく、必ず試し読みをしてから購入が可能です(シリーズものに関しては基本1巻目が試し読み可能)。
      コンテンツも豊富で、ラジオをやっていたり、オーディオブック専用のappがあったり、また、Readmooニュース記事の更新も盛んです。

      Readmooは、スムーズに使用可能な電子書籍サイトです。欠点らしい欠点は見当たりません。
      様々な電子書籍との出会いがあるReadmooをぜひ活用してください。

      Readmoo 讀墨電子書

      サービス名 Readmoo 讀墨電子書
      提供会社 群傳媒股份有限公司
      特徴
      (メリット)
      台湾電子書籍サービス最大手であり、コンテンツが豊富
      配信冊数NO.1
      日本語対応 ×
      読み上げ機能
      app
      同時可能端末数 4台、ブラウザ
      レンタル
      (租書)
      ×
      無料書籍
      (免費書籍)
      主な支払い方法 クレジットカード、Paypal
      登録方法 Readmoo 会員、Google、 Facebook、Apple 、Line
      販売可能のわかりやすさ
      販売可能地域の記載場所 個々のページ(購買ボタンが區域限制で押せない)
      買えないときに書かれている言葉 此書僅限以下區域購買:台灣、香港
      (この本は以下の地域でのみ買えます:台湾、香港)
      區域限制
      (区域制限)
      登録特典
      (使用期限あり)
      購入額$250以上で$50引きクーポン3枚
      気になる点 特になし


    7. HyRead 電子書店
    8. img04

      次に紹介するのは、台湾の図書館と提携しているHyReadです!

      HyReadは特に台湾在住の方におすすめの電子書籍サイトです。HyReadの特徴である図書館との提携により、図書館の本を電子書籍で借りることができるのですが、これは台湾の図書館の図書カード(会員証)が必要になります。 図書カードは台湾に住んでいる方が対象のため、台湾に住所がある方が作ることができます。無料で電子書籍を借りられるようになるため、台湾在住の方は利用しない手はないと思います。
      「Gaze」という電子書籍リーダーも発売しています。
      教育、学術機関との連携が強いようで、論文を見ることができるサイト「HyRead Journal」も運営しており、論文のいくつかはOpen Readから無料会員でも読むことができます。ログインはHyReadのアカウントで可能です。 しかし、気になるものをちゃんと読もうと思えば会費が必要なようです。
      また、レンタルも行っており、サイト内通貨(ポイント)を買えば本のレンタルが可能になります。ただし、他と同じくレンタルできる本は限られています。
      選択した文章を英語に翻訳してくれる機能があります。英語が読める方には便利な機能だと思います。

      日本から会員登録をしようとすると、住所の選択に海外がないので戸惑うかもしれませんが、電話番号さえ入力すれば住所の欄は特に何もしなくても登録できます。
      appの対応言語が英語のみなので、個人的には繁体字中国語を加えてほしいです(むしろなぜないのでしょうか? 海外だから?)。

      ぶっちゃけ日本在住者はHyReadの特徴である図書館の利用ができないため、あまりメリットは感じられないかもしれません。
      しかし、台湾に住んでいればとても便利な電子書籍サイトなので、仕事や留学で台湾に行くことになった際はとても力になると思います。
      おもしろそうな論文もあるので、論文が読みたいという方は「HyRead Journal」をのぞいてみてください。 これは海外からの利用もできるみたいですが、私は会費を払った事がないのでやり方は各自でお願いします。無料分は普通に読めます。

      台湾在住、もしくは論文に興味があるという方はHyReadを活用するのがおすすめです。

      HyRead 電子書店

      サービス名 HyRead 電子書店
      提供会社 凌網科技股份有限公司
      特徴
      (メリット)
      台湾の図書館と提携している
      論文がある「HyRead Journal」も運営している
      日本語対応
      読み上げ機能 ×(電子書籍リーダーGazeでは可能)
      app
      同時可能端末数 不明
      レンタル
      (租書)
      無料書籍
      (免費書籍)
      主な支払い方法 クレジットカード、Paypal
      登録方法 HyRead会員、Facebook、Google、appleID、openID
      販売可能のわかりやすさ
      販売可能地域の記載場所 個々のページ(購買ボタンが🚫區域銷售で押せない)
      買えないときに書かれている言葉 本書不提供您所在區域銷售
      (本書はあなたのいる地域では提供していません)
      登録特典
      (使用期限あり)
      なし
      気になる点 台湾に住所がないと図書館利用ができない


    9. Pubu
    10. img05

      次は同人誌が多いPubuです!

      個人出版ができるサイトはほかにもありますが、おそらく一番簡単に出版できるサイトなのだと思います。
      個人出版物が多いので、ここでしか見られない本も多数あると思います。同人特化の電子書籍サイトです。

      また、普通の書籍だけではなく、オーディオビジュアルブックもあり、技術系、教育系、子供向けなどもあります。
      「Pubook」という電子書籍リーダーも発売しています。
      appでも日本語に対応しています(翻訳は少々怪しいところもありますが)。

      販売可能地域の記載場所が一番不便で、購買(カートに入れる)を押さないとわからず、日本からの利用には少々不便かもしれません。
      個人的には書籍を読む際のページめくりの動作が少々使いづらい感覚はありました。加えて、サイトが重く、表示に時間がかかります。

      ちょっと変わった本を探すならば、Pubuを利用するのも良いでしょう。

      Pubu

      サービス名 Pudu
      提供会社 湛天創新科技股份有限公司
      特徴
      (メリット)
      同人誌が多い
      オーディオビジュアルブックがある
      日本語対応
      読み上げ機能
      app
      同時可能端末数 モバイル4台、PC3台
      レンタル
      (租書)
      ×
      無料書籍
      (免費書籍)
      主な支払い方法 クレジットカード
      登録方法 Pubu 会員、 Facebook、Google+
      販売可能のわかりやすさ
      販売可能地域の記載場所 個々のページに記載はなく、購買を押したときにポップアップで上部に出る
      買えないときに書かれている言葉 『很抱歉!因授權限制, 您所在的區域無法購買此商品!』
      (すみません! 権利付与制限により、あなたのいる地域ではこの商品を購入できません!)
      登録特典
      (使用期限あり)
      初回$50引きクーポン
      (クーポン名は初回25%引きなのですが、説明が$50引きなので、おそらく$50引き。値段で変わる可能性あり)
      $20引きクーポン5枚
      気になる点 販売可能地域の記載場所が一番不便
      サイトが重い


    11. 博客來
    12. img06

      ラストは、おそらくもっとも日本での知名度が高いであろう博客來です!

      博客來は、台湾最大のネット書店であり、日本人の利用者も多いです。 台湾に興味を持ち、ネット通販をしようとする人は、まずここを利用するでしょう。
      会員登録の方法や買い物の仕方を教えてくれるブログがすぐに見つかります。
      ネット書店とはいうものの、実際にはありとあらゆるものを売っています。ただし、日本から食品を買うことはできません。

      紙の本を買う場合には送料も安く、最も便利です。紙の本を買う際は最もおすすめのサイトになります。
      基本的には紙の本を買うためのサイトですが、電子書籍も売っています。 すでに登録済みで会員であるという方も多いかと思いますので、せっかくなら電子書籍もここで買ってしまいましょう。
      私も最初の電子書籍購入は博客來でした。博客來以外のサイトは日本語での情報がほとんどなく、知っていたのがここだけだったからです。

      難点として、読書専用のappとの連携がイマイチで、買った電子書籍が反映されない(ブラウザ版ではあるのにappの本棚には追加されていない)場合がよくあることです。 その場合、時間が経てば反映されることもあれば、ブラウザ版である程度読んだら反映されることもあります。本によってはずっと反映されないものもあります。
      よくある質問には同期すれば良いと書いてありますが、私は同期しても反映されませんでした。 同期しても反映されないので、アプリを一旦消してインストールし直すなどすべきなのかもしれませんが、面倒でそこまではやっていません。 諦めてブラウザ版では見れるのでそれでいいかなと思っていますが、これが博客來最大のネックです。
      モバイル版とappでは販売可能地域の記載場所が個々のページの下の方になるので割と不便ですが、PC版では個々のページの上の方でわかるので、PC版での利用がおすすめです。

      もともと会員登録済みの方かつ様々なサイトに登録したくない方は、博客來を選ぶと良いでしょう。

      博客來

      サービス名 博客來
      提供会社 博客來數位科技股份有限公司
      特徴
      (メリット)
      台湾最大のネット書店であり、日本人の利用者も多い
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      登録特典
      (使用期限あり)
      登録特典ではないが、通常時からクーポンあり
      例:購入額$599以上で$50引き、海外の会員限定で購入額$100以上で$20引き(2024年からなくなった?)
      気になる点 買える漫画が少ない
      読書専用appとの連携がイマイチ


  • おわりに
  • 今回は私が知っている電子書籍サイトを日本から利用することを前提として、独断と偏見でおすすめ順にし、紹介させていただきました。
    この他にもまだまだ日本から利用可能な電子書籍サイトがあると思います。 金石堂やTAAZE、Hami書城については存在を知っていますが、今回は紹介していません。

    できるだけ安心して気軽に始められると良いかなと思うので、初心者の方は、日本の会社が運営している有名な電子書籍サイトである「BOOK☆WALKER」をぜひおすすめします。 そして、地域制限のない「Renta! 亂搭」、台湾の電子書籍サービス最大手の「Readmoo 讀墨電子書」を目的に合わせて上手く併用してみてください。
    どこの電子書籍サイトも常時なにかしらのイベントを行っていますので、安くなっているタイミングでいろいろと買ってみると良いと思います。
    試し読みや無料書籍をいろいろのぞくだけでも面白いです。日本から買えない本も試し読みは可能ですので、気になったものはどんどん試し読みしてみてください。
    本記事が皆さまの台湾書籍ライフの一助となれば幸いです。

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